いよいよ出願!英検利用入試で必要な書類は?

いよいよ一般選抜の出願が近づいてきました。受験生の方は高校に内申書の希望部数を報告している時期かもしれませんね。

さて、内申書は高校の先生に発行依頼し、共通テストの受験票も受け取るだけだから…あとは大丈夫!と、安心してはいけません。英検利用の入試を受験する場合はその証明書も準備する必要があります。こればかりは自分自身で準備する必要があるので、「うっかり忘れていた」とならないように注意しましょう。

大丈夫?大学によって必要な書類が違います!

近年、多くの私立大学で英検の合格級やスコアを使った入試を行っていますが、使えるのは様々です。よくわからない!という場合は募集要項をしっかりと確認してみてください。

まず合格した場合に必ず貰えるもの

  • 合格証明書(和文)
  • 合格証明書(英文)
  • 合格証書
  • Certification CARD

合格者に届く封筒に入っています。あれ?そんなにたくさん入っていたかな?と不安に思うかもしれませんが、この4つはすべて1つの厚紙に印刷されており、ミシン目に沿って切り取れるようになっています。
左側の合格証明書は協会で追加発行が可能ですが、合格証書は再発行されないので紛失しないように注意してください。

ミシン目で切り取りたくない!そのまま大切に保管したい!

という場合は、追加発行して貰えばいいでしょう。
ミシン目で切りたくないからと全部をコピーして送る受験生もいるようですが、それはNG。指定されたものだけコピーするようにしてください。

受験者は全員貰えるもの

  • 個人成績表

最近は合否を問わずスコアだけで入試判定に利用する大学も多いです。そその場合

申請して発行して貰えるもの

  • CSEスコア証明書

発行手数料は1,100円かかります。また発行には10日から2週間程度かかりますので、出願に使う場合は急いで手続きを行いましょう。

原本か?コピーか?

次に気になるのは、原本の提出が必要か?それともコピーでいいか?ということですよね。首都圏の代表的な私立大学の必要書類をまとめてみました。

この表からもわかる通り、多くの大学でコピーでの出願が認められています。

個人成績表が使えない大学もあるんですね…

合格しなくともスコアを使って出願するというのはよくあるケース。その場合、個人成績表を使いたいところですが、個人成績表の受け入れをしてくれない場合は、CSEスコア証明書を取り寄せる必要があります。CSEスコア証明書の取り寄せには時間がかかるので時間に余裕を持って手続きしましょう。

証明書のコピーはカラーじゃないとダメですか?白黒でもいいですか?

特に指定がなければ白黒で大丈夫です。ほとんどの大学で、カラー・白黒ともに可という記載があります。

原本証明は必要ですか?

こちらもその記載がなければ不要。単にコピーするだけで大丈夫です。

デジタル証明書って??

2024年から始まったデジタル証明書。成績表や合格証明書が届く前に入手できるので、これからどんどん広がっていきそうです。ただし、2025年入試では、まだ採用している大学は少ないので注意してください。

デジタル証明書のメリット

出願締め切り直前でデジタル証明書は即時提出できるので、出願締め切り直前や内容が誤っており再提出が必要な場合などにも、便利です。特に締め切り直前で出願が決まった場合は、CSEスコア証明書を取り寄せる余裕がないためデジタル証明書が活用できます。
共通テストと同じように、簡単に自分の成績と紐づけられるシステムがどんどん広がっていくことが期待されますね。

まとめ

英検利用はとても便利な入試制度で利用する受験生はどんどん増えています。ただ、大学によって必要な書類や原本が必要か?コピーでも大丈夫か?といったところは様々で、多くの受験生が混乱するのではないでしょうか。
いよいよ出願!が近づく中、提出直前で慌てないよう募集要項を確認し、不明な点はすぐに問合せるようにしてください。